更新しやすいホームページを作る理由

私がホームページを作るときに、特に気を付けていることがあります。それは、「更新しやすいホームページ」にすること。
なぜなら、ホームページは作って終わりではなく、公開してからが本番だと考えているからです。

ホームページの担当者は変わる

小さな会社や団体では、ホームページの更新をパートさんや事務担当の方がしていることがあります。ところが、その担当者が退職したり、異動したりすると、「ホームページの更新方法が分からない」ということが起こります。

せっかく作ったホームページなのに、担当者が変わったことで更新されなくなってしまう。これは、実は珍しいことではありません。
私自身、以前勤めていたところで、似たような経験をしています。「出先ごとにホームページがあるので、積極的に情報発信するように」と言われたのですが、渡されているのはログインするためのパスワードだけ。
「で、何をどうすればいいの?」という状態でした。

「変にいじってホームページを壊したらどうしよう……」とドキドキしながら、手探りで更新を始めたことを覚えています。

更新の方法が分かれば、そんなに難しくない

WordPressは、最初のログインやダッシュボードを見ると「難しそう」と感じるかもしれません。でも、実際に記事を書くところまで進んでしまえば、基本的な操作はワープロソフトとそれほど変わりません。

たとえば記事の投稿なら、
新しい投稿を作る →タイトルをつける →本文を書く→ 保存する →表示を確認する →公開する
という流れです。

必要なのは、こうした手順が分かる分かりやすいマニュアルです。「ここをクリックしてください」「ここにタイトルを入力してください」というところまで、実際の画面を見ながら説明しておけば、初めての人でも更新できます。

「作った人にしか分からないサイト」にしない

トップページなど、記事を書く以外の部分についても同じです。
現在のWordPressは「ブロックエディター」が基本なので、文章や画像を組み合わせながらページを作ることができます。
私は、実際のページの見た目と、編集するときの画面との違いができるだけ大きくならないようにサイトを作るようにしています。もちろん、何でも自由に変更できるようにしてしまうと、逆に難しくなります。
そのため、「ここは変更して大丈夫」「ここは触らなくていい」という部分を考えながら、必要なところだけを更新できるようにしています。

さらに、WordPressにはユーザーごとに「どこまで操作できるか」を設定できる権限機能があります。
たとえば、普段の記事を更新する担当者は「編集権限」にしておき、投稿の編集だけができ、サイト全体の設定を変更することはできない。
こうしておけば、「更新していたら、うっかりサイト全体の設定を変えてしまった」という事故も防ぎやすくなります。
私は、この「必要な人に、必要な範囲だけ触ってもらえる」という仕組みも、WordPressの便利なところだと思っています。

ホームページは「生きている」ことが大切

営業時間が変わった。イベントを開催する。新しい商品ができた。スタッフが変わった。
そんなときに、ホームページを作った人に毎回連絡しなければ更新できないのでは、少し不便です。
必要なときに、自分たちで更新できる。
それだけで、ホームページはずっと使いやすくなります。

ホームページは、担当者が変わっても、何年経っても、必要な情報を自分たちで更新していけるものが理想だと思っています。